私は長年、庭の水やりや洗車に不便を感じていました。庭の奥までホースを引っ張っていくのは重労働だし、洗車もいちいちホースリールを伸ばすのが面倒。いつか庭に立水栓を設置したい、と漠然と考えてはいたものの、工事となると大がかりそうで、なかなか踏み出せずにいました。しかし、ある日、友人の家で庭に設置されたおしゃれな立水栓を見て、その使い勝手の良さとデザイン性に感動。意を決して、我が家にも立水栓を設置する工事を依頼することにしました。まず、インターネットで複数の外構業者と水道業者を調べ、3社に見積もりを依頼しました。それぞれ提案内容や費用が異なり、比較検討するだけでも一苦労でした。最終的に選んだのは、自宅から近く、庭のデザインにも詳しい地元の業者さんでした。担当の方が何度も足を運んでくれ、設置場所の相談から、立水栓本体のデザイン選び、冬場の凍結対策まで、親身になって相談に乗ってくれたのが決め手でした。私が選んだのは、庭の雰囲気に合うレンガ調のデザインで、ホース接続用の口と手洗い用の口が分かれた二口タイプの立水栓。足元には、水はね防止のために小さなタイルを敷き詰めてもらうことにしました。いよいよ工事当日。職人さんたちが手際よく庭を掘り起こし、既存の水道管から新しい管を分岐させ、立水栓本体を設置していく様子は、まさにプロの技でした。特に印象的だったのは、水漏れがないか何度も確認し、少しの緩みも許さないという職人さんの真剣な眼差しでした。半日ほどの作業で、新しい立水栓が完成しました。真っ白な真新しい立水栓が庭に姿を現した時、感動で胸がいっぱいになりました。早速ホースを繋いで水やりをしてみると、今まで感じていた不便さが嘘のようになくなりました。洗車も、泥だらけになった子供の靴を洗うのも、すべてが快適に。立水栓一つで、庭での活動がこんなにも楽になり、家族の笑顔が増えるとは想像以上でした。今回のリフォームは、本当にやってよかったと心から思っています。