ある日の夜、食器洗いを終え、シンク下の収納を開けると、床がじんわりと湿っていることに気づきました。「まさか、水漏れ?」と恐る恐る手を触れてみると、確かに水が広範囲に及んでいます。どこから漏れているのかと探すと、キッチンの混合水栓から伸びるシャワーホースの、シンク下にある部分から水がポタポタと滴り落ちているではありませんか!焦る気持ちと、収納物に被害が及ぶことを恐れ、私はすぐにシンク下の給水管にある止水栓を閉めました。水漏れは止まり、ホッと一安心です。しかし、床は水浸し、収納していた鍋やフライパンも濡れてしまいました。なぜこんなことになったのか、ホースをよく観察しました。シンク下でホースを出し入れするたびに、ホースが他の配管に擦れていたような形跡があり、その摩擦でホースの一部に小さな亀裂が入っているのを発見しました。長年使い続けていたので、経年劣化も原因だったのでしょう。これは自分で直すのは難しいと判断し、翌日すぐに水道業者に連絡しました。状況を説明すると、シャワーホースの交換が必要とのこと。数日後、担当の方が来てくださり、古いホースを撤去し、新しいホースに交換してもらいました。作業は手際よく進み、ものの30分ほどで完了しました。交換後、水栓を開けてシャワーホースを出し入れしても、もう水漏れはありません。今回の経験で、キッチンのシャワーホースは意外と酷使されていること、そして小さな水漏れでも放置してはいけないことの重要性を痛感しました。今後は、定期的にシンク下をチェックし、ホースに異常がないか確認しようと心に誓いました。