真夜中、突然トイレが詰まり、水を流しても水位が上がってくる一方。自宅にはラバーカップもなく、途方に暮れていました。焦る気持ちでインターネットを検索すると、「ペットボトルでつまりが直る」という情報が目に飛び込んできました。「まさか…」と半信半疑でしたが、他に選択肢もなく、藁にもすがる思いで試してみることにしました。まず、2リットルの空きペットボトル(炭酸飲料用で少し硬めのもの)を用意。念のため、床が汚れないよう古いタオルを敷き詰め、ビニール手袋も装着しました。便器の水位がかなり高かったので、溢れないように少しだけ水を汲み出しました。そして、キャップを外したペットボトルの飲み口を、便器の排水口に差し込みます。隙間ができないように、ぐぐっと奥まで押し込むのがポイントだと読み、その通りにしました。次に、ボトルを勢いよく「グシュッ!」と潰して、水圧をかけます。そして、ゆっくりボトルを元の形に戻すように引き抜く。この「押して引く」動作を、ラバーカップをイメージしながら、何度も繰り返しました。最初は何も変化がありませんでしたが、5回、10回と繰り返していくうちに、「ゴボッ!」という音が聞こえ、わずかに水位が下がったような気がしました。これはイケる!と確信し、さらに数回繰り返すと、「ゴボゴボゴボッ!」と大きな音と共に、それまで滞留していた水が勢いよく流れ出しました。感動です!恐る恐るもう一度水を流してみると、今度は水位も正常に戻り、普段通りスムーズに流れていきました。あの時の安堵感と達成感は忘れられません。まさかペットボトルで詰まりが直るとは。今回の経験で、緊急時には身近なものでも代用できる可能性があること、そして、普段からトイレに余計なものを流さないことの重要性を痛感しました。ラバーカップの常備も、もちろん必要だと学びました。
トイレつまり、ペットボトルで緊急対処!私の実践と教訓