トイレの水が上がる!スーッと引く恐怖と私の格闘
それは、ある日曜日の朝でした。いつものようにトイレを流すと、便器の水がいつもより明らかに高く上がったのです。「え?」と一瞬固まっていると、水はゆっくりと、まるでため息をつくかのように「スーッ」と音を立てながら引いていきました。「詰まりかけてる…!?」直感でそう思いました。これまでにも何度か、トイレットペーパーを多めに使った後に流れが悪いことはありましたが、これほど顕著な現象は初めてです。頭の中には、汚水が溢れ出す悪夢がよぎり、私は一気に青ざめました。すぐにインターネットで「トイレ 水が上がる スーッと引く」と検索。やはり「部分的な詰まり」が原因であると書かれており、重曹とクエン酸、そしてラバーカップが有効だと知りました。まず試したのは重曹とクエン酸。排水口に重曹を振り入れ、その上からクエン酸を流し込みました。泡がシュワシュワと発生し、これで詰まりが溶けてくれることを期待しましたが、翌朝、再びトイレを流すと、やはり同じように水位が上がってスーッと引いていきます。どうやら、頑固な詰まりのようです。次に、いよいよラバーカップ(いわゆるスッポン)の出番です。便器の排水口にラバーカップを密着させ、ゆっくり押し込み、一気に「ゴボッ!」と引き抜く作業を繰り返しました。数回繰り返すと、「ゴボゴボゴボッ!」という大きな音と共に、何かが動いたような手応えが!恐る恐るもう一度水を流してみると、今度は水が勢いよく流れ、水位も正常な高さで安定しました。あの嫌な「スーッ」という音も聞こえません。詰まりが解消された瞬間でした。今回の経験で、トイレの異変には早めに気づき、適切な道具で対処することの重要性を痛感しました。これからは、トイレットペーパーの使いすぎに気をつけようと心に誓いました。